麻雀好きにとっては雀荘のメンバーはおススメなお仕事ですが、楽しいことばかりではなく、時に辛いこともあります。
いや、むしろ辛いことの方が多いかも・・・( ノД`)
お客様から理不尽なことを言われることもあります。
そこで今回は雀荘のメンバーを10年以上見てきた私が、特に理不尽だなと思った出来事を挙げていきます。
モロひっかけリーチをしたら◯されかける
昔の雀荘のメンバーの打ち方に制約が多く、その一つとしてモロひっかけリーチをすることが禁止とされていました。
今時の雀荘はそのような規制はほとんどなく、基本的にはお客様と同じように打つ、というスタンスとなっています。
そんなこともあり、我が店でも当時はモロひっかけリーチをなるべくやらないように推奨していました。
ところがそうは言ってもうっかりしてやってしまうことは多々あります。
ある日、新人メンバーの子がモロひっかけリーチをかけてしまいました。
すると後ろで見ていた常連さんがその子の椅子をドンッ!!と蹴り上げ
「◯すぞ!!!」
と言ってきました。
危うく大切なメンバーが◯されるところでした。
別にアガってないのに・・・(´;ω;`)
あとその人卓入っていないから関係ないのにね(;・∀・)
※モロひっかけリーチ
リーチ宣言牌のスジであがること。
例えば4が宣言牌で1や7で待つこと。
また、1を先に切っている状態で、7が宣言牌で4で待つこと。
安手でアガると同卓拒否と言われる
これも昔の雀荘あるあるなのですが、メンバーが安い手をアガるとなぜか怒られます。
東一局に新人メンバーが2フーロして1,000点をあがると、
「東発(東一局)からポンチーポンチー!!!〇〇とは同卓拒否だっ!!!(# ゚Д゚)」
とキレられます。
これ、ポイントは店長クラスの人間が同じことをやると
「う~ん。いいアガリだなぁ( ^ω^ )」
と言われます(笑)
理不尽すぎる・・・( ノД`)
安手でアガるな的な圧力をかけてくる
上と似てますが、今度はアガらせてももらえません。
メンバーが安そうな仕掛けをすると
「まさか2,000点じゃねぇよな~?」
といって圧力をかけてきます。
実際2,000点でした。
それを言ってきた人のリーチ宣言牌がアガり牌だったのですが、言われた子はロンということができず、その後その人に満貫を放銃していました・・・( ノД`)
番外編 エピソード#12 「Pさんの過ち」
Pさんは手癖も悪かった。
ある日を境に店のチップがなくなる出来事が続いた。
しかし不思議なことに何日か経つと元に戻るという現象だった。
最初から疑いの目はPさんに向けられていた。
理由を述べると、この店は遊ぶためには現金をまずお金に換えて、チップでやり取りするシステムだった。
つまりチップはお金と等価である。
チップは従業員スペースの、店の入り口近くのカウンターに置かれていた。
Pさんは来店すると待ち席のソファーには行かずに、従業員スペースである、店のカウンター付近の椅子に座る、というのがルーティンだった。
そこにはチップがある。
しかも置かれているチップを執拗に触っていた。
ある日、私が入口から入ると、Pさんはいつも通りカウンター付近の椅子に座っていた。
その時Pさんに目を向けると
「サッ」
と何かを隠すそぶりを見せた。
疑いは確信に変わった。
次の日からチップを保管する場所を別のところにして触れられないようにした。
そしてその日からチップの紛失はパタリとなくなった。
続く
※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。