点数計算って複雑でわからない
麻雀の点数計算って複雑でなかなか覚えられないですよね。
麻雀を覚えるうえでかなりの障壁になっているとおもいます。
一人でフリーに遊びに行くときも、点数計算ができないことがかなり不安要素になりますよね!
この記事ではそんな悩みを解決していきます!
こんな人におすすめ!
- 点数計算を覚えたいけどなかなか覚えられない
- そもそもどうやって覚えればよいのかわからない
- 符計算の仕組みがわからない
点数計算の流れ
点数計算は以下の流れで行います。
- アガる
- 翻数を数える
- 符計算をする
- 点数申告
これを一瞬でできるようになりたい!
点数計算表
まずは点数計算表を見てみましょう。
麻雀豆腐さんから点数計算表をお借りました。
以下、親と子のそれぞれの点数計算表です。
こんなの覚えられないっ・・・
安心してください。
みなさんにもできるように説明していきましょう。
点数計算ができる人は表を丸暗記しているわけではない?!
点数計算を毎回パッとできる人いますよね。
そういう人を見ると
速いっ・・・追いつかないっ・・・
この人たちはこの複雑な表の中からパッと引き出しているのか・・・?
と思いませんか??
実は毎回表を使って計算しているわけではありません。
毎回「えーと・・・2ハン40符だから・・・表のここの数字の・・・」
って考えていたら実戦では時間がかかってしまいます。
大切なのは手牌を見て点数が瞬時にわかることです。
最低限覚えるべき数字
点数表の30符~50符までは覚える必要があります。
30符のアガリが6割、40符のアガリが2~3割と言われています。
まず覚えるべきは点数表の頻出の30符と40符の部分です。
これがわかれば9割ぐらい点数計算ができるのと同じです。
そのあと50符の点数を覚えていくといいでしょう。
符計算をきちんと計算する必要はない
符計算っ・・・絶望っ・・・
となる人、安心してください。
確かに点数計算の仕組みを知るうえでは、符計算もしっかりと勉強する必要があります。
しかし今必要なのは点数がわかることです。
必要なのは、符を数えることです。
簡単な符計算の話
それでは簡単に符計算について説明していきましょう。
牌の構成に付く符
符は牌の構成によってつくことがあります。
簡単にいうと555とか東東東のような集めるのが難しいやつに符がつきます。
また、雀頭が役牌のときも符がつきますね。
また、ダブ東やダブ南が雀頭のとき、+2符がつくこともあります。
これはルールによるので、それに従ってください。
待ちの形に付く符
待ちの形によっても符がつきます。
基本的にカンチャン・ペンチャン・単騎待ちの場合2符がつきます。
リャンメン待ちには符がつきません。
ツモで2符付く
ツモったときも2符がつきます。
鳴いているとき、門前のときいつでもです。
ひとつ例外として、嶺上開花のときはツモ符がつかない。
というルールも存在します。
これはルールによるので、その時に確認してください。
実戦点数計算!ピンフとチートイツと普通の手の3つに場合分けをする。
それでは点数計算についてやっていきましょう。
まず、手牌をピンフとチートイツと普通の手に場合分けをします。
それぞれについて考えていきます。
ピンフ
ピンフ(ロンのとき)
最低限覚える数字は
ピンフのみ 子 1000 親 1500
あとは1ハン増すごとに倍にしていってください。
子 1000→2000→3900→8000
親 1500→2900→5800→12000
細かく言うと倍ではないのですが、そこは気にしないでください。
また、黄色の部分は雀魂とかだと子7700、親11600になります。(正式にはコッチが正解)
一般的なフリー雀荘だと簡単にするために、このようにしています(切り上げマンガン)
今回は子8000、親12000の方を採用していきます。
ピンフ・ツモ (ツモのとき)
最低限覚える数字は
ピンフ・ツモのみ 子 400・700 親 700オール
あとは1ハン増すごとに倍にしていってください。
子 400・700→700・1300→1300・2600→2000・4000
親 700オール→1300オール→2600オール→4000オール
よく間違えられるのが、ピンフ・ツモ・ドラ2などの4ハンの部分。
マンガンじゃないの??( ゚д゚ )
と思う人が結構いるのですが、ピンフ・ツモを含む4ハンはマンガンにはなりません。
ピンフはこれで完結です。
手牌がピンフかどうかがわかる、この点数を覚えている
この2点でピンフ系の点数計算はバッチリです。
続いてはチートイツ。
チートイツ
それでは初心者大好き!チートイツです。
ロンアガリ
チートイツのみ 子 1600 親 2400
ここから1ハン増すことに倍にしていってください。
子 1600→3200→6400→8000
親 2400→4800→9600→12000
ツモアガリ
ツモ・チートイツのみ 子 800・1600 親 1600オール
ここから1ハン増すことに倍にしていってください。
子 800・1600→1600・3200→2000・4000
親 1600オール→3200オール→4000オール
普通の手(ピンフでもチートイツでもない)
最後に普通の手についてやっていきます。
門前でロンアガリのとき
門前でロンアガリのとき、40符スタートです。
↑これは正式な覚え方ではないですが、一旦こうやって覚えておきましょう。
最低限覚える数字は点数表の1ハン40符のライン。
1ハン 子 1300 親 2000
あとは1ハン増すごとに倍にしていってください。
子 1300→2600→5200→8000
親 2000→3900→7700→12000
(門前・鳴き問わず)ツモアガリのとき or 鳴いてロンアガリのとき
(門前・鳴き問わず)ツモアガリのとき or 鳴いてロンアガリのとき30符スタートです。
↑これも正式な覚え方ではないですが、一旦こうやって理解しておいてください。
(門前・鳴き問わず)ツモアガリのとき
ここで最低限覚えるべき数字は
1ハン 子 300・500 親 500オール
あとは1ハン増すごとに倍にしていってください。
子 300・500→500・1000→1000・2000→2000・4000
親 500オール→1000オール→2000オール→4000オール
鳴いてロンアガリのとき
1ハン 子 1000 親 1500
あとは1ハン増すごとに倍にしていってください。
子 1000→2000→3900→8000
親 1500→2900→5800→12000
黄色の部分は雀魂とかだと子7700、親11600になります。(正式にはコッチが正解)
一般的なフリー雀荘だと簡単にするために、このようにしています(切り上げマンガン)
これで完成!!
・・・ではないです。
あとはここから手牌が点パネしているかどうかを考えていきます。
手牌の中が10符未満かどうかを数える
それでは点パネについて考えていきます。
点パネとは符ハネともいい、たとえば30符の手が40符、40符の手が50符になることをいいます。
手牌の中が10符より上か下かで符がアガるかどうかが決まります。
さきほど説明した、手牌の構成や待ちの形を見て符の合計を数えます。
10符より多かった場合、符がアガる、いわゆる点パネとなります。
これまでの復習を兼ねて練習問題
それではこれまでの復習を兼ねて、練習問題をやっていきましょう。
すべて東1局、リーチはしていないものとする。
問1 西家
手牌を見るとピンフということがわかります。
役はピンフ、ドラ1で2ハン
つまり答えは2000点です。
問2 南家
今度はツモアガリです。
役はピンフ・ツモ・ドラ2です。
答えは1300・2600です。
問3 親家
今度は親番です。
門前のロンアガリなので、40符スタート。
手牌を見ると、5ソーと発が暗刻です。
それぞれ4符、8符で合計12符。
10符より多いので、点パネして40符→50符。
ということがわかります。
発、ドラ1で2ハン、50符。
答えは4800点です。
問4 北家
今度は鳴いている手です。
鳴いている手なので、30符スタート。
役は白なので1ハンです。
次に符について考えていきます。
手牌を見ると7ピンが暗刻、白をポンしていて、待ちがカン2ソー。
4符+4符+2符=10符
ちょうど10符は点パネしません。
よってこの手は1ハン30符。
答えは1000点です。
問5 東家
親です。
鳴いているツモアガリなので30符スタート。
翻数は中、ドラ2で3ハン。
手牌の形は中が暗刻、5ソーがポン、ツモアガリ。
8符+2符+2符=12符
合計12符なので点パネ。
答えは親の3ハン40符ツモアガリで2600オールです。
ちなみに、ツモ符が2符つくのがポイントです。
つまり、ロンアガリでは点パネしないということです。
点数計算を覚えるコツ
それでは点数計算を覚えるコツについて教えていきます。
間違ってもいいからなるべく声に出して言ってみる
点数がスラスラと言えるようになるためには反復練習が必要です。
たとえば、英単語を覚えるときも実際に声に出して発音するのが良いと言われています。
どんどん点数を自己申告していきましょう。
フリー麻雀だと緊張したり、ミスしたら迷惑かもと思ったりしてなかなか自分で申告できない方がいます。
大体みんな親切なので、黙っていても点数を計算してくれます。
ただそれでは身につかないです。
がんばってミスを恐れず自分で言っていきましょう!
確実に自力でわかるところを増やしていく
一気に全て覚えようとすると挫折します。
小さな目標を立ててすこしずつ達成していきましょう。
たとえば子のピンフの点数だけ覚えるとか、符計算だけ覚えるとか。
一つ確実にできるようになればあとは積み重ねていくだけです。
その気になればあっという間に身につくようになるでしょう。
まずは手牌の翻数、形をしっかりと把握する
自分の手牌をしっかりと把握することが重要です。
点数表を暗記していても、手牌が何ハンで何符なのかが把握できなければ意味がありません。
実際、点数計算が早い人は手牌の形と点数がリンクしています。
手牌を見て一瞬で点数がパッと出てくるイメージです。
普通、点数申告までのプロセスは
手牌を見る→翻数・符を数える→点数申告
です。
ただし、点数計算が速い人はこの「翻数・符を数える」の部分が省略されてるというか、おそろしく速いです。
なので、アガってから点数申告までのスピードが速いということです。
要は慣れです。
まとめ
なるべく簡単にと言いましたが、思いの外文章が長くなってしまいました。
それだけ麻雀の点数計算が複雑だと物語っています。
麻雀の点数計算ができるようになればもっと楽しくなるし、勝てるようになります。
点数計算の流れをおさらいします。
点数計算の流れ
- 手牌がピンフなのか、チートイツなのか、それ以外かを考える
- 手牌の符を数える
- 点数申告
最後に点数計算を身につけるコツです。
点数計算を身につけるコツ
- 何度も声に出して覚える
- 間違いを恐れずに自分で申告する