今回は役牌について語っていきます。
役牌とは
三元牌、場風牌、自風牌のいずれかを3枚そろえると成立する役
役牌が3枚そろえばあとはなんでもいいので非常に汎用性の高い役
出現率は39%ぐらいで、リーチに次いで多い
タンヤオと並んでリセマラランキングでSランク
鳴いても1ハン、鳴かなくても1ハン
イーペーコーが6枚、三色とイッツーが9枚使うことを考えると、3枚でよいのでコスパよし
どんなにバラバラでも役牌さえあればなんとかなる
なんと守備にも使える
役牌を制する者が麻雀を制す
英語では「Value Tiles」と呼ぶそう。それぐらい価値があるってことですね!
役牌を残すとき
役牌とは三元牌や条件を満たした風牌の総称でもあり、それによって成立する役の名前でもあります。
ここでいう「役牌」とは1枚の孤立している役牌をどうするか、という話です。
どういうときに役牌を残したほうがいいか考えましょう。
基本的には
- 手牌が悪いとき
- 一色手が狙えそうなとき
- 高いけどバラバラ
などが考えられます。
A ドラ
B ドラ
C ドラ
※いずれも東1局、東家、配牌です。
Aの手牌はバラバラです。
これぐらいだと役牌を温存したいです。
9マンあたりから切り出していくのがいいでしょう。
Bの手牌は白か東が重なると、一気にソーズのホンイツが見えてきます。
2ピンか8ピンから切り出していくのがいいでしょう。
Cの手牌はドラの5マンが対子で勝負手です。
しかしターツが愚形ばかりで面前でリーチまでたどり着くかどうか際どいところ。
役牌を温存して8、9マンか1,2ソーのペンチャンターツから払っていくのがいいかもしれません。
A、B、Cの手牌に共通して言えることはいずれも役牌の種類が複数あることです。
ここでポイントは孤立役牌は1種類よりも2~3種類あるほうが効果的です。
孤立役牌が3種類あれば有効牌は3種9枚。
両面がメンツになる2種8枚よりも多いため、重なることがかなり期待できます。
役牌を切るとき
反対にどういうときに役牌から切り出していくのか考えましょう。
- そこそこな打点で先制リーチが打てそうなとき
- 手牌が完全にタンヤオ
C ドラ
D ドラ
※いずれも東1局、東家、配牌です。
Cの手牌はかなりまとまっていますね。
役牌に頼らなくても十分にリーチが狙えます。
オタ風の西よりも先に役牌の白か中を切っていきます。
Dの手牌は字牌以外のすべてタンヤオで構成されています。
当然ながらタンヤオと役牌は複合しません。
手牌のほとんどが内によっていれば、自然とタンピン系になっていきます。
その時に手牌に役牌が残っていると足枷になってしまうので、早めに切ってしまいましょう。
C、Dで共通して言えることはいらないときは早めに切っていくことです。
巡目が深くなるにつれて相手の役牌が重なる確率は高くなります。
使わないと決めたら相手に重ねられる前に切ってしまいましょう。
役牌を一鳴きすべきかどうか
役牌は一鳴きしたほうがいいですか?
それとも二鳴きのほうがいい?
こういう質問をよく受けます。
非常に難しい質問ですね・・・
上級者同士でも意見の分かれるところです。
ほぼ必ず一鳴きする人もいれば、二鳴きすらしないひともいます。
打ち手のスタイルによるところがあります。
どのスタイルでも共通して言えることは
早いか、高いかいずれかを満たしているときは鳴く。
です。
役牌をポンしてテンパイや、役牌がドラの時などは基本的には鳴いていくと思います。
打ち手によって意見が分かれるところは上記の条件を満たしていないときです。
私個人の意見としては、最初のうちは上記の条件を満たしている時だけ鳴いていくのがいいと思います。
理由としては、安くて遠いときに鳴いてしまうと、相手から攻撃を受けたときに困るからです。
役牌の対子が手牌に残っていれば、守備要員としても使うことができ、手牌に安定感が出ます。
もし判断に迷ったら私の意見を取り入れてみてください。
まとめ
役牌は
タンヤオと並び便利な役
1種類よりも複数種類あると効果絶大
攻撃に使わなかったら守備にも使える
です。
役牌の扱いは初級者と上級者の分かれ目です。
ぜひ使い方をマスターしてください。
ではまた。